2025年9月18日
「浮いて守る」という考え方

「快適な暮らし」を支える
自然のバランスがいま
大きく崩れ始めている
私たちが快適に暮らすためには、空気、風、水、雨といった
自然のバランスが安定していることが大切です。
しかし近年、このバランスが大きく乱れています。
その大きな原因は、人間の活動によって増加した
二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガスです。
これらが地球を温め、気候の仕組み全体を不安定にしています。
全国各地で線状降水帯による集中豪雨や突発的な豪雨が頻発し、
その結果、大規模な水害や洪水被害を引き起こす原因となっています。
第1に、安全な場所に逃げる。そして「浮いて守る」という考え方


第1に「安全な場所に逃げる」
今後30年以内に発生する確率70~80%と言われている南海トラフ地震、津波や豪雨による水害から人命を守るために避難指示が出される。避難指示が出たらまず第1に安全な場所に逃げる。
第2に「浮いて守る」という考え方
実際には、時間があっても逃げられない人、自宅を避難場所と考えて移動しない人、避難には介助を必要とする人など、さまざまな事情を抱える人がいます。さらに「逃げよう」としても、予測を超える速さや規模で災害が迫り、避難が間に合わないケースも少なくありません。
このような現実を踏まえると、従来の「避難する」という発想だけでは命を守れない状況があります。だからこそ、“浮いて守る”という新しい考え方が、これからの災害対策に不可欠となるのです。

