MATERIAL
沈まない素材
ハマウレボートは
沈まない
新発想から生まれた「レスキューボート」
空気注入ではなく硬質ウレタン注入だから
穴が開いても沈まない
ボートの底部や側面部にエアーを入れるのではなく、水をほとんど吸わない硬質ウレタンを注入しています。
このため、素皮の接着面からの自然空気漏れや穴開きによる空気漏れもなく、破れても穴が開いても沈まないボートになり、災害時などの厳しい環境下でも、レスキュー隊員の安全性と安心感を高めます。

空気漏れしない
ハマウレボートの構造はゴムボートに似ていますが、空気質には硬質ウレタンが注入されているので空気漏れがありません。
特殊配合されたハマウレマリンの硬質ウレタンは、樹脂の泡ひとつひとつが閉じていることにより、水をほとんど吸いません。
また、鋭利なものが突き刺さったり、こすったり、障害物に乗り上げたりしてもパンクしない構造です。

鋭利な具材が付着する岸壁への接近も安心

岸に乗り上げても船体を直接上陸させる

障害物に乗り上げても問題ない
衝撃に強い
ゴムボートに比べ、硬質ウレタンを注入する事で、艇体の剛性が大きくなり、衝撃に強く、波の抵抗に負けない走行性能が生まれます。
応競などの浮遊や、岩場、浅瀬、牡蠣場などの環境下でも確実な出動が可能となるボートです。

剛性が強く波の抵抗に負けない走行が可能
即使用可能
ウレタンが注入済みですから空気を入れてから使用する必要がありません。一刻を争う事態に即座に使用することができます。

沖縄から北海道まで輸入~運用実績あり
修理して長く使える
製品を長くご愛用いただくために、修理・補修を活用できます。
浜口ウレタンでは、製品に破損や不具合が生じた際にも適切な修理対応を行い、製品の性能を回復させ、同じ製品を長く使い続けていただけます。

1.強い力が加わりフロントフックが本体から割けてしまった状態

2.一旦切開しウレタンを再充填

3.シーリングを行い修理完了
JIDAミュージアムセレクション選定
安心安全な水害救助を目的に開発される浜ウレマリンの製品の数々。その中でセーフティボートはJIDA(公益社団法人 日本インダストリアルデザイン協会)のデザインミュージアムセレクションに選定されました。
「JIDAデザインミュージアムセレクション」は、インダストリアルデザインが社会に寄与する質の高い製品を選定し表彰するとともに、その製品を収集・保管して次世代に伝え、教育・産業・生活へ文化的貢献を行うことを目的とするものです。
[JIDAデザインミュージアムセレクションの選定品紹介サイト]
https://jida-museum.jp/selection/L8JvhVWt

硬質ウレタンの強度を実証
硬質ウレタンは複数の薬剤を混合し発泡させて作る樹脂素材で木材と同程度の強度があります。
また硬質ウレタンは、独立気泡構造のため水分や湿気が浸入しにくく、水に強い性質があります。
項 目 | 単位 | 測定値 |
---|---|---|
圧縮強度 | N/cm² | 37.0 |
曲げ強度 | N/cm² | 43.2 |
寸法安定性(70℃)[横] | % | -0.34 |
寸法安定性(70℃)[縦] | % | -0.55 |
寸法安定性(70℃・95%RH)[横] | % | 0.14 |
寸法安定性(70℃・95%RH)[縦] | % | -0.31 |
※数値は測定値であり規格値ではない
ハマウレマリンが選ばれる3つのポイント
インフレータブルボート(一般的にゴムボートとも呼ばれているもの)の空気室に硬質ウレタンを注入することで、穴開きや表面が破損しても沈まず、衝撃にも強く安定した走行が行えます。硬質ウレタンは通常のウレタンと違い、吸水性が極度に低く、耐衝撃性に優れた特性があり、ガレキの浮遊する場所や岩場や浅瀬などのインフレータブルボートが苦手とする厳しい環境下でも確実な出動が可能です。
ハマウレマリン製品の製造は浜口ウレタン株式会社が行っています。浜口ウレタン株式会社は静岡県浜松市にあるウレタン製造の専門会社で、製品の企画開発から製造まで自社内で一貫生産(ワンストップ)を行っています。長年培ってきたウレタンの生産ノウハウを生かし、製品にベストなウレタンを製造しています。
浜口ウレタンのウレタン注入救助ボートは、北は北海道から南は沖縄まで全国の消防局や消防本部、消防組合をはじめ、自治体など官公庁への納入・配備実績が多数あります。また、伊勢志摩で行われた第42回主要国首脳会議(G7サミット)では海洋警備艇として採用された実績もあり、確実な信頼があります。