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MATERIAL

沈まない素材

ハマウレボートは
沈まない

災害対応の新発想から生まれた「救助ボート」
硬質ウレタン注入による破損対策構造で
穴が開いても沈まない

従来のようにゴムボートの底部や側面に空気を注入するのではなく、水をほとんど吸わない特殊開発の硬質ウレタンを内部に注入することで、空気漏れのリスクを根本的に排除しました。
たとえ外装・外皮に穴が開いたり破損しても沈まず、安定した浮力を維持します。
この構造は、災害現場のがれきが浮遊する水域や水害現場など、過酷な環境下での救助・救命活動において、レスキュー隊員の安全性と迅速な行動を確保するために設計されたものです。
防災体制の強化や緊急時の備えとして、信頼性の高い対策資機材となっています。

ハマウレボートウレタン断面
01

空気漏れしない

ハマウレボートは一見ゴムボートに似た構造をしていますが、空気室には空気ではなく硬質ウレタンを注入しているため、空気漏れの心配がなく、災害時や緊急の水難・水害対応においても高い信頼性を誇るレスキューボートです。

ハマウレマリンの特殊配合による硬質ウレタンは、樹脂の泡ひとつひとつが密閉された構造になっており、水をほとんど吸わないという特性を持っています。

これにより、長時間の浸水環境や過酷な災害現場でも安定した浮力と性能を維持できます。

さらに、鋭利なものが突き刺さったり、障害物に接触したり、岩場などに乗り上げた場合でもパンクしない堅牢な構造で、救助・救命活動における安全性と確実な出動を実現します。

鋭利な具材が付着する岸壁への接近も安心

鋭利な具材が付着する岸壁への接近も安心

岸に乗り上げても船体を直接上陸させる

岸に乗り上げても船体を直接上陸させる

障害物に乗り上げても問題ない

障害物に乗り上げても問題ない

02

衝撃に強い

ゴムボートに比べ、硬質ウレタンを注入することで艇体の剛性が大幅に向上し、衝撃に強く、波の抵抗にも負けない高い走行性能を発揮します。これにより、水害や水難といった災害現場における救助・救命活動においても、安定した運用が可能となります。

また、流木やがれきなどの浮遊物が多い災害水域、岩場・浅瀬・牡蠣場といった過酷な環境下でも、確実に出動できる設計となっており、レスキューボートとしての信頼性が非常に高く、各地の防災対策や緊急対応体制の強化にも貢献しています。

衝撃に強いウレタン

剛性が強く波の抵抗に負けない走行が可能

03

即使用可能

ウレタンがあらかじめ注入されているため、空気を入れる手間が不要で、災害時や水害・水難発生時など、一刻を争う緊急の場面でも即座に使用可能です。

特に救助・救命活動においては、迅速な対応が被害の拡大を防ぐ鍵となります。この構造により、防災対策やレスキューボートとしての即応性が飛躍的に高まり、現場での迅速な出動と安全な運用を実現します。

ハマウレボートは即使用可能

沖縄から北海道まで輸入~運用実績あり

04

修理して長く使える

製品を長くご愛用いただくために、修理・補修を活用できます。

浜口ウレタンでは、製品に破損や不具合が生じた際にも迅速かつ適切な修理対応を行い、災害現場や緊急時でも万全の性能を発揮できるよう、製品の機能を回復させます。

これにより、同じボートを長期間にわたり活用でき、防災・救助体制の持続的な強化にもつながります。

ハマウレボートは修理して長く使える

1.強い力が加わりフロントフックが本体から割けてしまった状態

ハマウレボートの修理過程

2.一旦切開しウレタンを再充填

ハマウレボートの修理完了

3.シーリングを行い修理完了

05

JIDAミュージアムセレクション選定

安心安全な水害救助を目的に開発される浜ウレマリンの製品の数々。その中でセーフティボートはJIDA(公益社団法人 日本インダストリアルデザイン協会)のデザインミュージアムセレクションに選定されました。

「JIDAデザインミュージアムセレクション」は、インダストリアルデザインが社会に寄与する質の高い製品を選定し表彰するとともに、その製品を収集・保管して次世代に伝え、教育・産業・生活へ文化的貢献を行うことを目的とするものです。

[JIDAデザインミュージアムセレクションの選定品紹介サイト]

https://jida-museum.jp/selection/L8JvhVWt

JIDAミュージアムセレクション選定

硬質ウレタンの強度を実証

硬質ウレタンは複数の薬剤を混合し発泡させて作る樹脂素材で木材と同程度の強度があります。

また硬質ウレタンは、独立気泡構造のため水分や湿気が浸入しにくく、水に強い性質があります。

項 目 単位 測定値
圧縮強度 N/cm² 37.0
曲げ強度 N/cm² 43.2
寸法安定性(70℃)[横] % -0.34
寸法安定性(70℃)[縦] % -0.55
寸法安定性(70℃・95%RH)[横] % 0.14
寸法安定性(70℃・95%RH)[縦] % -0.31

※数値は測定値であり規格値ではない

ハマウレマリンが選ばれる3つのポイント

インフレータブルボート(一般的にゴムボートとも呼ばれているもの)の空気室に硬質ウレタンを注入することで、万が一穴が開いたり表面が破損した場合でも沈むことなく、衝撃にも強く安定した走行が可能となります。この特性は、災害時の緊急出動や水害・水難現場でのレスキューボートとしての運用に非常に適しており、救助や救命活動において高い信頼性を発揮します。硬質ウレタンは通常のウレタンと異なり、吸水性が極めて低く、耐衝撃性にも優れているため、ガレキが浮遊する場所や岩場、浅瀬といった過酷な環境下でも安定した走行を実現します。これにより、防災対策としての備えや緊急対応力の強化にもつながります。

ハマウレマリン製品の製造は浜口ウレタン株式会社が行っています。浜口ウレタン株式会社は静岡県浜松市にあるウレタン製造の専門会社で、製品の企画開発から製造まで自社内で一貫生産(ワンストップ)を行っています。長年培ってきたウレタンの生産ノウハウを生かし、製品にベストなウレタンを製造しています。

浜口ウレタンのウレタン注入救助ボートは、災害時の緊急対応や水難・水害対策における高い有効性が評価され、北は北海道から南は沖縄まで、全国の消防局・消防本部・消防組合をはじめ、自治体など官公庁への納入・配備実績が多数あります。これらのレスキューボートは、救助・救命活動において重要な役割を果たしており、防災資機材としても高く評価されています。また、伊勢志摩で行われた第42回主要国首脳会議(G7サミット)では海洋警備や災害対策の一環として採用された実績もあり、その信頼性と性能の確かさが実証されています。